lover#3

ダンス・トゥ・ザ・ミュージック(紙ジャケット仕様)

■Music Lover / Sly & The Family Stone
映画「ウッドストック」のサントラでは、"Dance To The Music"とのメドレーで聞かせ、観客を♪Wanna take you higher!(higher!)と煽りまくるも、肝心の映像では次の"I Want To Take You Higher"しか入ってないのがかさねがさね残念です。66年にスライことシルヴェスター・スチュワート(vo,kb)を中心に結成されたスライ&ザ・ファミリー・ストーンは、実弟フレディ・ストーン(g,vo)、後にグラハム・セントラル・ステーションのラリー・グラハム(b,vo)、白人で後にサンタナのグレッグ・エリコ(ds)、シンシア・ロビンソン(tp,vo)、ジェリー・マルティーニ(sax)そして妹のローズ・ストーン(kb,vo)の7人組ファンク・バンドです。但し驚異的なテンションのピークは短く68年のセカンド「Dance To The Music」から71年の「There's A Riot Goin' On」までとされています。初期のスライの音楽は無邪気な楽しさにあふれていて、初ヒットとなった"Dance To The Music"では、メンバーが1ラインずつ歌いまわしたり、bonbonbon…という黒人らしい独特のコーラスが冴えます。

豆のようなローズ・ストーンがかわいい。ブロンドのウィッグはまだかぶっていません。

で、メドレーの3番目に登場する"Music Lover"ですが、途中"聖者の行進"のフレーズを盛り込んだり、狂ったようなスピードで走りまくるWoodstockヴァージョンに比べると大人しいです。