女性名#6

Magician's Birthday

Magician's Birthday

■Sweet Lorraine / Uriah Heep
ユーライア・ヒープが70's初めに日本でも相当人気があったというのはなんとなく信じられない。よく言われるようにオカルト的なコンセプトを打ち出した72年の「Demons & Wizards」(先日の来日公演でこれを完全再現するというのがあったそう。なんでもミッキー・ムーディーがゲストだったとか)と続く「The Magician's Birthday」('73)は、全盛期と言われる頃のヒープの作品です。基本線はハードロックですが、異色のハイトーンのコーラス、ブルーズ色希薄なサウンドは、僕のイメージするハードロックとは少し違って、作られたイメージがあります。それはともかく"Sweet Lorraine"は、コーラスにも一瞬聞こえるケン・ヘンズレーのsynのイントロがインパクトあります。シングル向けに作られただけあってキャッチーな魅力があります。

他の曲はどれもつまらないのが本音。邦題は「魔の饗宴」でした。