town#2

Pretenders II

Pretenders II

Talk Of The Town / The Pretenders
ある意味プリテンダーズって僕にとってリアルタイムで経験した思い出のバンドの一つです。結成は78年。当時28歳だったライター出身のクリッシー・ハインド(g,vo)、マーティン・チェンバーズ(ds)、ジェームズ・ハニーマン・スコット(g)、ピート・ファーンドン(b)の4人組で、デビューシングルはキンクスのカヴァー"Stop Your Sobbin'"でした。当時のニュー・ウェイヴの連中の中から、60's的なメロディを持ったバンドがいくつかあって、結局それらはテクノだのファンクだのダブだのとスタイルは違えど、根底にあるポップな部分さえあれば僕にはOKだったのです。プリテンダーズの場合次のシングル"Kid"がニック・ロウのprodで、ポップなメロディーだったことから好きになりました。デビュー盤は今はなき黒川のマッコイで購入した米Sire盤でした。
エネルギッシュなロックンロールが詰まったこのファーストに続くセカンド「Pretenders2」が出たのが81年。この間、ミニLP(そういう形態の物が出たのも80'sらしいけど)の5曲入り「Extend Play」('81)がリリース。僕は大学時代てっきり新作だと思って買ったのでした。ここには先行シングルの"Talk Of The Town"が収録されてます。低音のvoがカッコいい曲。メロディアスではないけど心に突き刺さるメロディーです。

82年にハニーマン・スコット、ファーンドンが相次いでドラッグで亡くなり、クリッシーとチェンバーズはゲストを加えてレコーディング。映画「キング・オブ・コメディ」のサントラに収録されたのが"Back On The Chain Gang"です(gはロックパイルのビリー・ブレムナー、bはビッグ・カントリーのトニー・バトラーでした)

ロビー・マッキントッシュ(g〜AWBのdsとは別人、こちらは元ナイト)、マルコム・フォスター(b)を加え傑作「Learning To Crawl」をリリースしたのが83年です。