song#3

The Only Lick I Know

The Only Lick I Know

■Listen While I Sing My Song / Chris Spedding
ピート・ブラウン&ヒズ・バタード・オーネメンツのgtrだったクリス・スペディングは、70's半ばまでに無数のセッションをこなした人です(同じような職人にはビッグ・ジム・サリヴァンがいます)。初期にはニュークリアスなど、ジャズ的なものが多かったようですが(事実日本と一部ヨーロパのみのリリースとなったファーストソロ「Song Without Words」(無言歌)は、ジャズの範疇にはいるとされています)、、72年の3枚目「The Only Lick I Know」(Harvest)では、イギリスのアメリカ的な1枚となっています。「Say No More」に参加した縁でリンダ・ルイスがコーラスで参加。他にはフォーマリー・ファット・ハリーのローリー・アラン(ds)、オーディエンスのアラン・ホークショウ(kb)らが参加しています。"Listen While I Sing My Song"は隙間の多い演奏で、なかなかワイルド&ラフで頼もしい。トニー・キャンポ(b)、ホークショウ(p)、ハロルド・フィッシャー(ds)にスペディング(g)というラインナップです。
このアルバムには他にもジェームズ・カーの"Dark End Of The Street"のカヴァーや、ルイスのvoが入った"London Town"が素晴らしいです。
73年には元フリーのアンディ・フレイザーとのシャークス、74年にはロイ・ハーパー・バンドに加わりながら、ミッキー・モストのRAKと契約、ヒット曲"Motorbikin'"もこの頃のリリースです。

そしてスペディングというとやっぱり"Guitar Jumboree"でしょう。

これは最近の物ですが