queen#3

For Your Pleasure-remaste

For Your Pleasure-remaste

■Beauty Queen / Roxy Music
ロキシー・ミュージックのセカンド「For Your Pleasure」('73,Island)は、初めて聞いたロキシーのLPでした。同級生のYさんが貸してたボブ・ウエルチの「Three Hearts」を返してくれたときに間違って入ってたのがロキシーのこのアルバムだったのです。お化粧ロックは今でも苦手ですが、ブライアン・フェリーのもったいぶった歌い方にすごく違和感を覚えてましたから、独特の美学を持ったこのLPのジャケットもなじめませんでした。唯一イーノの弾く不気味なエレピのイントロが実はすごく洗練されてるなあと感じた"The Beauty Queen"は別格でした。ほとんどリズム隊とエレピで成り立った曲で、途中ドライヴするフィル・マンザネラのslideが一瞬ですが見せ場になります。

「女装した」アマンダ・レア*1が妖しいジャケットはカリ・アン(ファースト)、ジェリー・ホール(「Siren」)更にセクシャルな「Country Life」とどれもジャケットに一本筋が入ってました。

*1:当時はアマンダ・レアは男性で女装しているor性転換した、というのが定説でしたが本当のところはよくわかりません。80'sにレアはミュンヘン・ディスコサウンドで一世を風靡します