Bring Out The Sun

Bring Out The Sun

■Bring Out The Sun:Lamb/Barbara Mauritz
ラムと言えば映画「フィルモア最後の日」のサントラ及び本編に知名度の割に大きくフィーチャーされてておやっと思いました。バーバラ・モウリッツ(vo,p)とボブ・スワンソン(g)のユニットで70年にFillmoreから「A Sign Of Change」でデビューしています。テキサス出身のモウリッツのvoは時にはジャニス・ジョップリンを思い出したりしますが、あそこまでシャウトはありません。ロックというよりはブルーズとR&Bとジャズの色が濃い感じ。この「Bring Out The Sun」はソロとラム名義で71年の3枚目。Warner Brosからのリリースです。リック・シュローサー(ds)、デイヴィッド・ヘイズ(b)、トム・セイルズベリー(p)らが参加。ジョン・マクフィー(当時はクローヴァー)のsteelが入ったカントリー・ロック"Rap With Rhyme"もあれば、ジャジーな"Salty"もあるという混沌とした内容です。ベストは"River Boulvard"でエド・ボーガスのel-violinをフィーチャー。
このLPは昔からたまに見かけながら、結局レジまでもってゆく事はなかったものでしたが、後の2枚はほとんど見かけたことないなあ。

映画の冒頭に収められた2曲