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- アーティスト: ジョイ・ディヴィジョン
- 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
- 発売日: 2008/03/05
- メディア: CD
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リアル・タイムでジョイ・ディヴィジョンの事は知りません。現在のアルタナティヴ・シーンのルーツとも言える重要バンドの一つ。マンチェスターのFactoryレーベルを代表するバンドで、76年にイアン・カーティス(vo)、バーナード・アルブレヒト(g)を中心に結成され79年に「Unknown Pleasures」でデビュー。
パンクの陽の祖をセックス・ピストルズとするならば陰の父は、このバンド。ミドルテンポをキープしながら吐露される、霊の青白い炎の様なカーティスのvoが、意図的に合うとする不隠きわまりない骨太bassと呼応し合って、ファンキーな感覚さえ生み出している。特筆すべきはリズム・ボックスの様なスネア感覚を持つds。(サエキけんぞう)
これはレココレ'04/3でのUKニュー・ウェイヴの特集でのコメントですが、まさにいいえて妙です。
80年の全米ツアーの前日にカーティスは首をつって死んでしまうのですが、元々鬱病的な部分があったこのvoの存在感とbassがこのバンドを支えています。最大のヒットとなった"Love Will Tear Us Apart"は彼らの音楽の中で一番ポップなのでは?
カーティスの死後、バンドはニュー・オーダーを名乗りエレ・ポップのジャンルで成功を収めました。特にヒップ・ホップ・カルチャーと結びついた事は、あの英オルタナ系のバンドとはどうしても結びつかなかったのです。
カーティスの死の事を歌ったといわれる"Blue Monday"('83)