heart#3

Thunder in My Heart

Thunder in My Heart

■Thunder In My Heart / Leo Sayer
レオ・セイヤーというとあのトレード・マークのカーリー・ヘアですね。白人なのに珍しい。元々はザ・フーロジャー・ダルトリーのソロ曲を提供していたソングライターで、73年の"Show Must Go On"でのピエロのメイクと衣装で話題となりました。

非常に英国的な、オーソドックスなセンスは、トニー・ハッチあたりに通じるものがあるかもしれません。そしてそのイメージを打ち破ったのはリチャード・ペリーprodの"You Make Me Feel Like Dancing"(恋の魔法使い)のソウル趣味でしょう。

さてそのメガヒット・アルバムの後の「Thunder In My Heart」('77,Chrysalis)では同じペリーのprodながら、急速にディスコに近づいています。このタイトル曲は、セイヤーとトム・スノウの共作で、歌謡ロック的なarrは、もんた&ブラザーズあたりに影響をあたえたのかも。
バックはプレAORというかTOTOの面々やリー・リトナー(g)らが参加しています。他にもアルバートハモンドとの共作、ブルース・ロバーツとの共作、ケリー・チャイター(ユニオン・ギャップ)とスノウの共作など純然たる自作が少なくなった印象です。