シェイクしているところのもの

ホワッツ・シェイキン

ホワッツ・シェイキン

■What's Shakin':VA
66年にElektraから出たホワイト・ブルーズ周辺の伝説的なコンピレーションがこの「What's Shakin'」です。80'sに入って「青春秘蔵盤」としてワーナーから再発されたこともありまして、僕が最初に聞いたのはその時。デビュー前のラヴィン・スプーンフルが4曲、ポール・バタフィールド・ブルーズ・バンドが5曲でこのコンピの目玉になっています。スプーンフルは、セバスチャンの書く親しみやすいメロディーの曲ではなく、ビート色の濃いガレージっぽい演奏。これがなかなかカッコイイ。チャック・ベリーの"Almost Grown"、コースターズの"Searchin'"もいいですが、オリジナルの"Good Time Music"がバンドの本質を表しています。BBBは、切れ味鋭いマイク・ブルームフィールドのgとバタフィールドのharpが聴きものです。短いインストの"Off The Wall"が昔から好き。
あとブルーズブレイカーズとクリームの間にエリック・クラプトンがセッションで加わった、パワーハウスが3曲。スティーヴ・ウィンウッド(vo,kb)、ジャック・ブルース(b)、ポール・ジョーンズ(harp)、ピート・ヨーク(ds)というメンツで、白いブルーズを聞かせます。"I Want To Know"は昔から好きなもの。更にアル・クーパーとトム・ラッシュが1曲ずつの参加となっています。