プライス&ウォルシュ

Temptation Eyes: Price & Walsh Songbook

Temptation Eyes: Price & Walsh Songbook

■Temptation Eyes〜Price & Walsh Songbook
マイク・プライスとダン・ウォルシュのコンビは、グラス・ルーツの"Temptation Eyes"やボビー・ブランド、ホワイトスネイクの"Ain't No Love In The Heart Of The City"を書いたソングライター・チームです。このRev-Ola盤はプライス&ウォルシュの66〜69年の音源を中心にセレクトしたコンピで、ほとんどがデモ、未発表音源というマニアックな内容。ブラス・ロック然とした時期のグラス・ルーツには興味がないけど、ここで聞けるP&Wの音源は、基本的には明るいメロディーの60'sポップスなんですが、その時期のグラス・ルーツの音楽のプロトタイプだったり、レフト・バンク風だったりとソフト・ロックの範疇でなかなか楽しいです。面白いのはラス・カンケル(ds)との関係で60's後半の作品ではほとんどカンケルが叩き、夫人のリア・カンケル(ママ・キャス・エリオットの妹)をフィーチャーしたコットン・キャンディ名義のシングル"Billy"という珍品もあります。Dunhillにてスティーヴ・バリがprodしたシングル"Sentimental Lisa"や、もっとも古い66年の"Try Your Best To Forget Her"もいいです。