トミー・ボーリンがパープル参加後、(ソロ並行して行う事を条件に参加)リリースした初ソロ「Teaser」('75,Nemperor)が「Teaser Deluxe」('11,Samson)として甦った事を知ったのは先月ですが、届いたものを聞いてびっくり。リマスター(という記載はどこにもない)ではなく別音源を使ったanother Teaserになってました。元が別音源なので、75年版と比べてもしょうがないですがフェード・アウトだったものがしっかりエンディングまで入ってたり、arrが変わっててまるで印象が違うものもあります。たとえばグレン・ヒューズのvoがノー・クレジットでエンディングに入ってた"Dreamer"は、今回はそれはなく泣きのgソロがたっぷりフィーチャー。レゲエっぽいリズムが強調された"People People"は前の方がいいかな。逆に"Homeward Strut"は当時の
クロスオーヴァー色が強調されファンキー度を増している。14分近い"Wild Dogs"は今回一番拡大されたもので、個人的にはオリジナル以上に4期パープルのライヴが印象だったけどあれをもっとくどくした感じ。