Climax Blues Band Live

ライヴ(紙ジャケット仕様)

ライヴ(紙ジャケット仕様)

■Live:Climax Blues Band
クライマックス・シカゴから再びクライマックス・ブルーズ・バンドに改名した73年作。71年の「Rich Man」が#150と初めてアメリカのチャートに登場した事もあり、NYでライヴ・レコーディングされたのが本作。「FM/Live」というタイトルでアメリカではSireから2枚組でリリースされたものだが、本国ではPolydorから1枚ものに。この扱いで分かるように活動の拠点を徐々にアメリカに置いていたようだ。基本的にはブルーズ・ロックなれど、ブギスタイルのロックンロールもあり、同期のフリートウッド・マック同様徐々にスタイルもアメリカナイズされていくようになる。この2枚組では、dsソロあり、スライドgソロあり(というか2つともソロをメインとしたインスト)とかなりリアルなライヴらしい作り。初期の長尺ブルーズもここでは好意的に迎えられているようだ(11分にわたる2枚目「Plays On」からの"Flight"ではクリムゾンの"Great Deciever"のイントロのフレーズが登場する)。それでもやはり肝となるのは「Rich Man」に収められていた"Shake Your Love Tonight"、"You Make Me Sick"、"All The Time In The World"などのロッキン・ブギ。アンコールの"Goin' To New York"はジミー・リードの曲で、New Yorkでのライヴらしいサーヴィス。意外にも力作ライヴではないか!
FM: Live

FM: Live