カーヴド・エア・BBC

Live At The BBC

Live At The BBC

■Live At The BBC:Curved Air
96年に発掘されたカーヴド・エアの70'sのBBC音源。たしかごうきさんに聞かせてもらったものだな、これは。
カーヴド・エアは美麗のvo、ソーニャ・クリスティーナのパワフルなvoとダリル・ウェイのviolinを2枚看板としたバンドで、70年のデビュー当時は相当独創的な存在だったようだ。violinの入ったシンフォニック系プログレと思って聞いてると足元をすくわれる。もっと得体の知れなさがあるのだ。70年の音源が3曲。ウェイ、クリスティーナにフランシス・モンクマン(kb,g)、ロバート・マーティン(b)、F.P.ミクサ(ds)のラインナップ。"It Happen Today"は滑らかに歌われ、Deramからのライヴ盤のようにシャウトするヴァージョンしか知らないとびっくりする。
71年の音源は5曲。bassはマーティンからイアン・アイアに代わり、セカンドの頃。実はこれが一番つまらなかったりする(まあ好みの問題だけど)。
末期の76年の音源が4曲。ウェイとクリスティーナ以外が交代し、スチュワート・コープランド(ds)、トニー・リーヴス(b)、ミック・ジャックス(g)が参加。専属gがいることである意味フツーのロックになったわけだけど、意外と好き。有りそうでなかったブルーズ〜R&Bっぽいところがいいのだよ。