フューチャー・ゲームズ

■Future Games:Fleetwood Mac

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手持ちの日本盤LPはクリーム色だったけど、先日買った独盤CD(余談ながら、需要がないのか90’sに欧WarnerでCD化されたっきり、リマスターも紙ジャケも縁がない、この時期のマックは、まあいつものことだけど)は、薄い緑色になっているフリートウッド・マックの71年作。クリスティン・マクヴィー(kb,vo)とボブ・ウエルチ(g,vo)が加わり、本格的に脱ブルーズ・ロックの機運が高まり始めた1枚。
初期には3人いたgtrもついにダニー・カーワン(g,vo)ひとりとなり、この3人のそれぞれ違った持ち味が地味ながら彩りを添えている。
前作「Kiln House」ではジャケットのイラストを描いたにとどまったクリスティンはチキン・シャック時代から鳴らした塩辛いvoとkbで貢献。メロディアスな部分は後年に比べると全然だけど、”Morning Rain”は名曲。ウエルチはヘッド・イーストというR&Bバンド出身で、タイトル曲はジャジーだし、叩きつけるような”Lay It All Down”は、R&Bスタイルと新境地を見せる。この新参者に比べカーワンは、アコースティックで壮大なスケールの名曲”Woman Of 1000 Years”や”Sands Of Time”で抜群のメロディー・メーカーぶりを発揮。それまで第3の男に甘んじてきたカーワンの名前を知らしめた(これだけだけど)1作として記憶に残る