#1■植民地(P・K・ディック)

幻想と怪奇―ポオ蒐集家 (ハヤカワ文庫NV)

幻想と怪奇―ポオ蒐集家 (ハヤカワ文庫NV)

毎週金曜になにか一つ短編を紹介する新コーナー(いつまで続く…)
現在はSF作家ということでおちついているディックは、かつて幻想SFの作家として日本では紹介されていた(初短編集「地図にない町」はハヤカワNV文庫だった)。NV文庫版「幻想と怪奇」第1巻に収録の「植民地」('53)は、あえてジャンル分けすれば侵略SFもの。とはいってもブラックユーモア濃い一編で、ラストのひねりにニヤリ。ブラッドベリの「火星年代記」の最初の方に入っててもおかしくない。仁賀克雄訳
ディックの短編集では「パーキー・パットの日々」などにも収録。
ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)

ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)