ベスト・オブ・ロネッツ
- アーティスト: Ronettes
- 出版社/メーカー: Abkco
- 発売日: 1992/09/22
- メディア: CD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (19件) を見る
三夜連続でロネッツのことを書きます。まず忘れもの。63年のクリスマス向けに「A Christmas Gift For You」という有名なクリスマス・アルバムがリリースされ、ロネッツは3曲を担当。すなわち(17)Frosty The Snowman、(18)Sleigh Ride、(19)I Saw Mammy Kissing Santa Claus。まあこれらは季節ものだし、僕はそういう習慣(クリスマスのクリスマスソング聴く)ないのであまり聞かない。それでも初めて買ったスペクターものはクリスマスものとベスト盤が抱き合わせで2枚組になった英Phil Spector Internationalの廉価盤でした。
Christmas Gift for You From Phil Spector
- アーティスト: Phil Spector
- 出版社/メーカー: Sony Legacy
- 発売日: 2015/09/04
- メディア: CD
- 購入: 4人 クリック: 50回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
ビー・マイ・ベイビー:ザ・ヴェリー・ベスト・オブ・ザ・ロネッツ
- アーティスト: ザ・ロネッツ
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2011/11/02
- メディア: CD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
そのB面はLPから(15)。76年に英PSIから出た未発表曲集「Rare Masters Vol.1」「Vol.2」は公式には未CD化なれど、先の「Fabulous Ronettes」同様90年代初めに日本のM&Mが独自にCD化(ブート)していました。そこでは7曲の未発表曲が紹介されていました。
(24)Paradiseは、ニルソン、ギル・ガーフィールド、ベリー・ボトキン.Jr、スペクターの共作で先にシャングリ・ラスがとりあげたドリーミーなバラード。(25)Soldier Baby Of Mineは、スペクター=アンダーズ=ポンシア作。キャンディ&ザ・キッシズが取り上げたもの。(7)に近いムードで個人的には大好きな曲。(26)A Woman In Loveは、この未発表曲集から先行シングルとして75年にリリースされたもの。(27)Everything Under The Sunは、ボブ・クリュー=ゲイリー・ナイトの共作でprodも。ウォーカー・ブラザーズもカヴァー。(28)I Wish I Never Saw The Sunshineは、ドラマティックに歌われるバラード。バリー=グリーニッチ=スペクター作。(29)Keep On Dancingも同じメンツなれどこっちはキュートな小品。(30)Here I Sitは再びニルソンとスペクターの共作になるもの。この7曲中、AbckoからCD化されていないものは(26)(29)の2曲。
もう1曲(31)Baby Let's Be Loversというレア曲が「Wall Of Sound」('81)という9枚組ボックスに収録。今回you tubeで初めて聞きました。
この31曲が公式にPhillesから出たロネッツのナンバーです。末期Phillesの主役はライチャス兄弟なので、レーベルの閉鎖と前後してロネッツは解散。68年にヴェロニカはロニー・スペクターとなりますが、69年にA&Mからロネッツ名義(まあ同じことです)で(32)You Came, You Saw, You Conqueredをリリース。これはELOの"Turn To Stone"や渡辺満里奈の"うれしい予感"の元ネタとなったキュートなナンバー。作者はトニ・ワイン=アーウィン・レヴィンにスペクターです。このB面は(22)でした。#108