@ウッドストック

Live at Woodstock

Live at Woodstock

12006■Live At Woodstock:Joe Cocker(A&M/Universal:B001331602-US)
ウッドストック40周年の09年にはボックスをはじめ、サンタナジョニー・ウィンター、ジェファーソン、ジャニス、スライと単体でも音源が出そろったが、ジョー・コッカーのものもひっそりとリリースされてた。
69年8月17日の最終日のトップバッターとして14:00に登場したコッカーは、デビュー作「With A Little Help From My Friends」(#35)、シングル"Feelin' Alright"(#33)をそこそこヒットさせているけど、アメリカの観衆にすればレイ・チャールズかぶれの英国人歌手というイメージだったと思う。この日のパフォーマンスは、後に映画化されたヴァージョンでも大きくフィーチャーされコッカーの人気上昇に大きく役立った。事実ウッドストック出演後リリースされたセカンドは、11月に#11まで上がるヒットとなった。

(1)Dear Landlord (2)Somethin' Coming On (3)Do I Still Figure In Your Life(4)Feelin' Alright (5)Just Like A Woman (6)Let's Go Get Stoned (7)I Don't Need No Doctor (8)I Shall Be Released (9)Hitchcosk Railway (10)Somrthing To Say (11)With Your Little Help From My Friends

当日はグリース・バンドの演奏2曲(クリス・ステイントン(kb)、ヘンリー・マックロウ(g)、アラン・スペナー(b)、ブルース・ロウランド(ds)、ニール・ハバード(g))に続いて(1)でスタート。2本のgがいるが、ソロなど目立つのはステイントンのel-pで味わい深い。99年の30周年ボックスで紹介された(6)と昔からある(11)以外は今回初出でディラン曲の(5)(8)、ボビー・トーレ(perc)が加わった(4)が素晴らしい。(10)はこの頃からやってたんだな。マッド・ドッグスのツアーに比べると確かに弱いけどシンプルっちゃあシンプル。