オートマティック・マン

AUTOMATIC MAN

AUTOMATIC MAN

■Automatic Man
オートマティック・マンは、元サンタナのマイク・シュリーヴ(ds)が結成したプログレ風のバンドとされてるけど、ほとんどの曲を書いているのはトッド・コクランというkb/voで、この人はジャズ〜フュージョン系のプレイヤーとして知られる人。いわゆるサンタナらしさは皆無で、synオリエンテッドプログレ風の音だけど、ファンク的な要素もあるので話がやや面倒。プログレとは「黒人音楽からの影響が薄い、白人のロック」という印象だけど、ここではジャズ・ファンクからの影響も濃く、日本でもプログレ愛好者ばかりでなく、ファンキー物を愛するファンにも支持されたよう。そもそもシュリーヴが参加した、ツトム・ヤマシタの「Go」プロジェクトで、一緒になったパット・スロール(g)と、ドニ・ハーヴェイ(b)、コクランの4人でレコーディングがスタートし、76年にIslandからリリース。Dwain Zerioなるベイ・エリアのアーティストによるエイリアンのイラストは未来的でなかなかカッコイイ。