ジョー・コッカー

With A Little Help From My Friends

With A Little Help From My Friends

a■■■■With A Little Help From My Friends('68)b■■■Joe Cocker('69)c■■■Mad Dogs & English Men('71)d■Something To Say('73)e■■I Can't Stand A Little Rain('74)f■■Jamaica Say You Will('75)g■■Stingray('76)h■■Live In LA('76)i■■Luxury You Can Afford('77)j■■■Spirits Of Live Concert('81)k■■■Sheffield Steel('82)l■Civilized Man('84)m■■■Long Distance Voyage(')n■■■On Air('97)o■■■Mad Dongs & English Men Delux Ver(')p■■■Live At Woodstock(')
70'sのジョー・コッカーの作品は大概聴いている。教えてくれたのは佐々君(貸してくれたのはa.b.f.i)。そしてウッドストックの映画で知った。
シェフィールド出身のブルー・アイド・ソウル・シンガー。レイ・チャールズに傾倒しRegal Zonophonからaでデビュー(それ以前にDeccaから"I'll Cry Instead"を出しているが)。スティーヴ・ウィンウッド、マシュー・フィッシャー、トミー・アイアーの三種三様のorganを楽しめる1枚で、ジミー・ペイジアルバート・リー、マイク・ケリー、クリス・ステイントンらビッグ・ネームの若手時代のプレイが印象的。

スー&サニーのコーラスとペイジの引き攣ったようなgが素晴らしい"Bye Bye Blackbird"。どれか1枚なら文句なしにこれ。
bではデラニー&ボニーから鞍替えしたリオン・ラッセル一派とヘンリー・マックロウ(g)らグリース・バンドが参加(当時のGBをバックにしたBBC音源がn)。日本盤LPはジャケ違いで、矢場町にあったGraffitiという中古屋で購入。cはラッセル一派をフィーチャーした白人によるソウル・レヴュー。同名映画映画のサントラとなり拡大verのoも後年リリース。ここまでが全盛期。ちなみにcは後にCDで買い直しする程好き(最初に聞いたのは慶太に借りたLP)。 アルコール問題で身を崩したコッカーの最初のカムバックが、Cubeから出たd(RZ音源はCube/Flyに売られた)でこれは覇気がない。 ビリー・プレストンの"You Are So Beautiful"を取り上げカムバックに成功したeがカムバック後の良作とされるが(これはなかなか見つからず宇田川町にあったころのタワレコで新品を購入)、ダニエル・ムーアがprodしたfも悪くはない。gはスタッフとの異色のコラボレーション(お茶の水CISCOだったかな)。再び体調を崩し、アラン・トゥーサンがprodしたAsylum盤iで2度目(3度目?)のカムバックを果たすが、"A Whiter Shade Of Pale"のカヴァーは話題になったものの、セールス的にも失敗。
次は日本のみリリースとなったライヴj前後で、これは82年のジェニファー・ウォーンズとの"Up Where You Belong"のデュエット曲の成功を呼んだが、バラード曲で荒々しく歌うという「伝統芸」を確立させただけ。以後Capitol時代も凡庸。但しワンショットでIslandから出したkは、レゲエっぽいムードが意外と好調。スライ&ロビー参加。mは長いキャリアを網羅したボックスでA&Mからリリース。


ちょうど初来日のころ('80)