イエスショウズ

12024■Yesshows Expanded:Yes(Friday Music/Rhino:FRM2510-US)

Yesshows/Expanded (Original Recording Remaster)

Yesshows/Expanded (Original Recording Remaster)

(Ⅰ)(1)Parallels (2)Time And A Word (3)Going For The One (4)The Gates Of Delirium
(Ⅱ)(1)Don't Kill The Whale (2)Ritual (3)Wonderous Stories (4)I've Seen All Good People (5)Roundabout

「Drama」('80)の後解散状態にあったイエスですが、膨大なライヴ・テープからクリス・スクワイアが選曲した2枚目のライヴ盤。(Ⅱ)(4)(5)はCD化の際に加えられたもので80年のリリース時には7曲とかなり貧弱。しかも79年リリースが予定されていながらアンダーソンとウエイクマンが脱退というアクシデントがあったためリリースがずれ込んだので「Drama」時の音源は未収録。それでも結構好きなんだな。
「Yessongs」('73)以後のライヴ音源がクロニクル的に収められているので、76年の(Ⅰ)(4)と(Ⅱ)(2)はウエイクマンに代わってパトリック・モラーツ(kb)参加時のもの。どれも20分を超す長い奴なんでそもそも最初から聴き手としてはなげてますが、悪くない。もっとクールな演奏(「Waterloo Lily」におけるスティーヴ・ミラーのように)なのかと思ってた。出来は「Relayer」からの(Ⅰ)(4)の方がいい。
次が、(Ⅰ)(3)の77年11月18日フランクフルト、オープニングの(Ⅰ)(1)(Ⅱ)(3)で77年11月24日ロッテルダム。(Ⅰ)(3)は(2)とメドレー形式だがそれは編集の妙。「Going For The One」リリース時のツアーでウェイクマンの復帰で盛り上がっていたころ。78年10月27日ロンドンの(Ⅰ)(2)は初期のナンバーで意外な選曲だけど実はこのメドレーが一番好きだったりする。一日違いの10月28日の(Ⅱ)(1)は「Tormato」からのヒット曲。
ボーナスとして加えられた(Ⅱ)(4)(5)が81年のベスト「Classic Yes」の初回シングルのものと同じかは不明。どちらも78年の「Tormato」ツアーのもの。