I Prophesy Disaster

I Prophesy Disaster

I Prophesy Disaster

■I Prophesy Disaster:Van Der Graaf Generator(Charisma/Virgin:CDVM9026-UK)

1. Afterwards
2. Necromancer
3. Refugees
4. The Boat Of Millions Of Years
5. Lemmings (Including Cog)
6. W
7. Arrow
8. La Rossa
9. Ship Of Fools
10. Medley (Parts Of 'A Plague Of Lighthouse Keepers' And 'The Sleepwalkers')

VDGGは結局はまることなかったプログレ・バンド。レーベルがCharismaだったこともあまり親しみがわかなかった原因の一つ。哲学的な難解な歌詞というのもね。93年にVirginから出たお手軽ベストCDは、結構偏った選曲。
バンドはピーター・ハミル(vo,g)、ガイ・エヴァンス(ds)、ヒュー・バントン(kb)、デイヴィッド・ジャクソン(sax)、キース・エリス(b,vo)をメンバーとして結成。68年には一度解散が決まって、唯一のLPは米Mercuryからリリース。それが「The Aerosol Grey Machine」('69)。ここからエリスが歌う(1)、(2)。(1)はサイケの香りも漂う佳曲。結局バンドは存続しジューシー・ルーシーに参加したエリスに代わってニック・ポッター(b)を加え2枚目「The Least We Can Do Is Wave to Each Other」('70)をリリース。本国でのデビュー作。(3)はここからのシングルで7"ヴァージョン。クラシカルなメロディーを持ったプログレっぽいバラード。(4)はその(3)のB面曲でLPには未収録。「H to He who Am the Only One」('70)を挟んで4th「Pawn Hearts」('71)から(5)。10分以上の長い曲で、クリムゾン(フリップも参加)との共通性を良く言われる曲。確か昔エージに借りた覚えあるけど、覚えてないなあ。この後一度解散。72年のシングル"Theme One"のB面が(6)。再結成後第1弾の「Godbluff」('75)から(7)、76年の「Still Life」からの(8)とどれも聴くのがつらい。