オリジナル・シングルズ:バーズ

■オリジナル・シングルズ A's & B's:ザ・バーズソニー:SICP3467〜8)

オリジナル・シングルズ A's & B's 1965-1971

オリジナル・シングルズ A's & B's 1965-1971

ザ・バーズのオリジナルシングル(予定されながら出なかったものも含めた)AB面を、シングル・ヴァージョンで収めた労作。日本盤オリジナル。

[DISC:1]
1. ミスター・タンブリン・マン
2. 君はボクのもの
3. オール・アイ・リアリー・ウォント [Mono Single Version]
4. すっきりしたぜ
5. 自由の鐘
6. リムニーのベル
7. イッツ・オール・オーヴァー・ナウ、ベイビー・ブルー (Mono)
8. シー・ドント・ケア・アバウト・タイム (Version I) (Mono)
9. 時代は変わる (Version I) (Mono)
10. ターン・ターン・ターン
11. シー・ドント・ケア・アバウト・タイム (Version II.) ([Mono Single Version)
12. セット・ユー・フリー
13. 悪くはないぜ
14. 友だちだった彼 (Mono)
15. 霧の8マイル
16. 何故 (Mono Single Version)
17. 霧の5次元
18. キャプテン・ソウル
19. ミスター・スペースマン
20. ホワッツ・ハプニング
21. アイ・ノウ・マイ・ライダー (Mono)
22. サイコドラマ・シティ (Mono)
23. ロックン・ロール・スター
24. 燃えつくせ
25. イット・ハップンス・イーチ・デイ (Mono)
26. マイ・バック・ペイジズ (Mono)
27. ルネッサンス・フェア (Mono)

バーズとしてデビューした65年4月のデビューシングルがフォーク・ロックの始まり。(1)/(2)はその歴史的な1枚。#1。(2)はジーン・クラーク作のオリジナル。ムーディー・ブルーズの"Nights In White Saten"にも影響を与えた。(3)/(4)は6月リリースの2nd。(4)はクラークが歌ったオリジナル。トム・ペティもカヴァー。(5)/(6)はオクラ入りとなった3rd。(6)はピート・シーガー作。めくるめく12弦が素晴らしい。(7)/(8)(9)もオクラとなった3rd。(8)はマイケル・クラークのharpをフィーチャー。(10)/(11)は2枚目のLPからカットされた3rd。10月リリース。(11)は(8)とは別ヴァージョン。こっちの方が力強い。引用されるのはバッハの"主よ、人の望みの喜びを"でharpの部分が12弦のソロへ置き換わっている。4thが(12)/(13)。(12)はフォーキーなクラーク作だが不振のためAB面を入れ替えられた。その昇格した(13)は前身、ビーフィーターズ時代のナンバー。'66.1リリース。(14)はJFK追悼のナンバーでDJ向きにプレスされたもの。(15)/(16)は、66年3月に出た5th。サイケ風味のgが印象的な(15)は後年長尺ナンバーとなる。(16)はラガ・ロックと呼ばれた一曲。(17)/(18)は6月リリースの6th。ドラッグソングという理由でラジオ局がOAを自粛したという話が伝わっているがそうか?(18)はリー・ドーシーの曲を基にしたジャム風インスト。(17)/(18)は9月リリースの7th。スペース・ロックと呼ばれたのは題材からで音はカントリー・ロックに近い。(18)はクロスビー作の野心的なナンバー。(21)/(22)はオクラ入りした7th候補曲。有名なトラッドの(21)はデッドもカヴァー。(22)はまた野心的なサイケデリックでクロスビー作。ヒュー・マセケラのtpが入った(23)/(24)は67年1月の8th。(24)はこれまたクロスビー作のやや不気味なブルーズ。(25)は候補となったクロスビー作のブルージーなヤツ。ジーン・クラーク脱退後クロスビーは明らかに台頭。(26)/(27)は、3月の9th。初期のスタイルに戻ったかのようなフォークロック。(27)はこれまたクロスビーの作品。