ロックのクリスマス・ソングの多くは、「パーティーだ、楽しもうぜ!」みたいなアッパーなタイプか、それこそ山下達郎の”クリスマス・イヴ”のように「一人きりのクリスマス〜」みたいなペシミスティックなタイプです。グラム・ロック系にクリスマス曲は多いのですけど、スレイドの73年のヒット”Merry Christmas Everybody”は当然前者ですね。英語教育に悪影響を及ぼすスレイドの楽曲ですが(タイトルのスペルがちがうから)、この曲はまともです。ポップでメロディアスなブギー、としか言いようがありません。久々に動くスレイドを見てノディ・ホルダーと俳優の寺島進の相似に気づきました(^^) 70'sのグラム全盛期の彼らのことは知らず、クワイエット・ライオットのカヴァーで再ブレイクした80'sの姿が懐かしかった(”Run Runaway"の大味な感じとか決して嫌いじゃない)。