そろそろこのへんで和ものをと昨日あたりから考えてたんですが、なかなかいいのがないのですよ。とりあえず思いついたのはネオGSの終焉を告げる87年の「Mint Sound's Christmas Album」です。80's後半東京の三多摩地区を中心にごく一部で盛り上がったネオ・GSは、グループ・サウンズ、ガレージ・パンク、モッズなど60'sのビート音楽をマニアックな視点でトリビュートしたムーヴメントで、現在も残ってるバンドはザ・コレクターズしかありません。フジ深夜のお楽しみだった「冗談画報」でファントム・ギフトやヒッピー・ヒッピー・シェイクスが取り上げられて一時は風俗的なネタでもあったのですが、このムーヴメントが僕に与えた影響は、限りなく大きかったのです。総本山ミント・サウンドというインディーから出た2枚目のオムニバスがこのクリスマス・アルバムで、ストライクス、ワウワウ・ヒッピーズ(現在グレート3とヒックスヴィルにメンバーが)、20Hitsといったおなじみのバンドに加え、直接関係ない人たちも交じっています(ミント・サウンドはネオGSだけのレーベルではなかったので)。昔はオリジナル・ラヴやコレクターズもつべにあったのに今では消されてしまって少ししかないのが残念。今日は元東京ブラボーのブラボー小松と故戸川京子のデュエットで"White Christmas"。