メイン・リフレイン

Main Refrain

Main Refrain

■The Main Refrain:Wendy Waldman
ウェンディ・ウォルドマンの70'sのWarner Bros時代の作品って、どれも日本では未紹介でしたし、中古屋にザクザク転がってる感じのものでもなかったのです。76年の「The Main Refrain」は、結局入手したのは一番最後でした。エルマー・バーンスタインの息子で幼馴染のピーター・バーンスタインがprodした4枚目は、Rolling Stoneが激賞した1枚目「Love Has Got Me」以後伸び悩んでいたウェンディが、初心に帰って作った(ライナーより)1枚。セールス的にはやはりトップ200すら入らなかったけど。ブリンドルのケニー・エドワーズ(g,b,vo)、アンドリュー・ゴールド(g,kb,vo)、カーラ・ボノフ(vo)にワディ・ワクテル、スティーヴ・クロッパー(g)、デイヴィッド・ケンパー、マイケル・ボッツ(ds)、デイヴィッド・フォスター(kb)、ミルト・ホランド(perc)、ジェイ・ワインディング(kb)、リンダ・ロンシュタットタジ・マハール(vo)ら、気心の知れた仲間が参加。キャッチーなメロディーのキラー曲がないのでやはり地味な印象はまぬがれない。冒頭の”Eagle And The Owl”や”West Coast Blues”のルーツ的な感じとまあコマーシャルな”Living Is Good"の落差が激しい。タイトル曲はブリンドルとリンダのコーラスがいい。エキゾティックな”Goodbye Summerwind”はイントロがさわやか。