アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ

WC016★★AFTER THE GOLD RUSH−Neil Young ('70)

After the Gold Rush

After the Gold Rush

1970年のアルバムは一応これで最後にします。いろいろ調べてみたのですが、やはり70年のLAというとフォークっぽいカントリー・ロックが主流でして、もちろんガレージ〜サイケの流れでのドアーズ、アイアン・バタフライ(サン・ディエゴ出身)とかザッパやビーフハートアンダーグラウンドなものもあったのですけどね。いわゆるハードロックはまだ存在していなかった?

スティーヴン・スティルスがソロを出す前に、ライヴァルのニール・ヤングは通算3枚目となる「After The Gold Rush」を出しています。ミミズがのたくったような自筆の歌詞カードのせいで、ずいぶん損してるような気がしますが、これをヤングのベストにあげる人が多くて、僕はちょっとわからないのです。代表曲を「Live Rust」のライヴ・ヴァージョンで先に聞いてしまった世代なんで、このスタジオ録音のタイトル曲は何ともまだるっこしい、古くさいイメージがあります。”Birds”はリンダ・ロンシュタットの、”I Believe In You”は、リタ・クーリッジのヴァージョンで知った僕としては完全に乗り遅れた感じでした。

原盤 Reprise:RS6383  70年8月リリース。