バーク

WC028★★BARK−Jefferson Airplane ('71)

Bark

Bark

69年の「Volunteers」をピークとしてジェファーソン・エアプレインはゆるやかに失速をはじめます。マーティ・バリン(vo)、スペンサー・ドライデン(ds)の脱退、グレイス・スリックの出産、ポール・カントナーのソロ、ヨーマ・コウコネンとジャック・キャサディのホット・トゥナの結成、そして自身のレーベルGruntの創設など、様々な出来事を経て71年に出したのが「Bark」です。パパ・ジョン・クリーチ(vn)、ジョーイ・コヴィントン(ds)が参加し、ゲストにサンタナからマイク・シュリーヴとカルロス・サンタナが参加しています。

それぞれが持ち寄った曲はそれなりの個性的なのですが、全体にまとまりがないと感じるのはその後のジェファーソンの行く末を知っているからでしょうか。やや暗めな"Pretty As You Feel"がいいです。

原盤 Grunt:FTR1001  71年9月リリース。