リンダ・ロンシュタット

WC045★★LINDA RONSTADT ('72)

Linda Ronstadt

Linda Ronstadt

ストーン・ポニーズを解散してソロになったリンダ・ロンシュタットがカントリー・ロックの道を歩むようになったのは、マイケル・ネスミスの助言だったそうです。Capitolから出した最初の3枚は、どれも不安定な感じが今もします。その中ではやはり72年の3枚目でしょう。後にバックバンドが独立してイーグルスとなったという話が流通してますが、イーグルスのメンバーがそろってバックを務めてた時期はあっても短く、参加時期が微妙にずれています。ソングライターとしてすでに十分名声を得ていたジャクソン・ブラウンリヴィングストン・テイラー、エリック・カズといった同時代の若いssw作品にカントリー・クラシックを加えた選曲は、当時としてはずいぶん斬新だったのかも。prodはジョン・ボイランでした。
フォンテラ・バスのR&Bカヴァー、”Rescue Me”など3曲はトルバドゥールでのライヴ・ヴァージョンでした(この続きはリンダが成功してからCapitolが出した編集盤「Retrospective」にも収録)。ドン・ヘンリーイーグルス以前にいたテキサスのバンド、シャイロウからのマイク&リチャード・ボウデンも一緒に参加しています。

原盤 Capitol:SMAS635 72年1月リリース。