ファースト・テイスト・オブ・シン

WC061★★FIRST TASTE OF SIN−Cold Blood ('72)

ファースト・テイスト・オブ・シン

ファースト・テイスト・オブ・シン

オークランド出身のコールド・ブラッドはリディア・ペンス(vo)をフィーチャーしたファンクバンドです。シスコの東側に位置するこの街はサマー・オブ・ラヴのフラワー・ムーヴメントの時代にもR&Bが主流だったといいますが、コールド・ブラッドは70年にAtlantic傘下にフィルモアのビル・グラハムが興したSan Franciscoからデビュー。ジャニス・ジョップリンの影に隠れてしまって日本では、あまり知名度ありませんでしたが、パワフルなvoが印象的です。ダニー・ハサウェイがprodしたReprise移籍第1弾の3枚目「First Taste Of Sin」('72)、ニュー・ソウル方面からの評価も高い1枚。サンタナ周辺のコークとピートのエスコヴェード兄弟が参加しホーンが唸る”Valdez In The Country”はインストですが、ファンク・ラテン風味が90's以降のレア・グルーヴの時代に再評価されました。ジェームズ・テイラーの"Lo And Behold"のカヴァーも濃いです。

原盤 Reprise:MS2074 72年リリース。