ハイ・オン・ア・リッジ・トップ

WC064★★HIGH ON A RIDGE TOPーThe Youngbloods ('72)

High on a Ridge Top

High on a Ridge Top

ヤングブラッズは元々東海岸のグループで、ボストンやヴィレッジ周辺で歌っていたジェシ・コリン・ヤング(g,vo)とジェリー・コービット(g,vo)にジョー・バウアー(ds)、バナナ(kb)が加わってスタート。初期はジャグバンドとフォークとジャズが一緒になったようなスタイルでしたが、シスコへ移ってきた「Elephant Mountain」('69)あたりから、自由な明るいムードになってきました。Warner Bros傘下にRaccoonという自分たちのレーベルを作り、「Ride The Wind」、「Rock Festival」、「Good And Dusty」といった作品に続いてリリースした最終作が「High On A Ridge Top」('72)です。ラストに収められたディランの”I Shall Be Released”のカヴァーがあまりに有名。コービットはすでに辞め、マイケル・ケイン(b)が参加しています。いささか軽いジェシ・コリン・ヤングの鼻にかかった歌声が印象的でした。

原盤 Warner Brothers:BS2653 72年リリース。