ダウン・ザ・ロード

WC079★★★DOWN THE ROAD−Stephen Stills/Manassas ('73)

Manassas Down the Road

Manassas Down the Road

マナサスの2枚目はヴォリュームたっぷりの1枚目に比べるとやはり物足りないのです。3分を切る曲が多くいかにも短くいいところが来る前に終わってしまう感じです。この為消化不良な印象がずっと続きます。当時スティルスらメンバーは活動の場所をコロラドにおいてゆったりとしたリラックスした環境でレコーディングに取り組んだと言いますが、これはコロラド、マイアミで録音されています。全体にスライドを生かしたブギタイプの曲が多く、どれも同じように聞こえてしまうのも残念。そんななか同じスライドでも一味違うジョー・ウォルシュをゲストに迎えたクリス・ヒルマンの"Lies"や本格的なラテン・ロックとなった”Pensamiento”(シドニージョージがflを吹きます)が印象的。タイトル曲”Down The Road”ではP・P・アーノルドがコーラスで参加してますが、何でまた?と思ったらジェリー・エイエロ(kb)の奥さんだったんです。

原盤 Atlantic:SD7250 73年5月リリース