ロッド・テイラー

WC099★★ROD TAYLOR ('73)

ロッド・テイラー

ロッド・テイラー

このロッド・テイラーのAsylum盤は、スティーヴ・ファーガソンと並んでなかなか見つけられず、僕としては結構な値段で(あくまでも自分の中で)買った覚えがあります。ノース・キャロライナ出身で、シスコへやってきて、イッツ・ア・ビューティフル・デイの「Choice Quality Stuff」で2曲取り上げられ注目されたsswです。Asylumと契約しリリースした本作は、基本的にカントリーロック~スワンプ・ロックな1枚ですが、どうも肌があわなくてあまり聞きこんだ覚えもないです。この人の名前を知ったのは、リンダ・ロンシュタットが取り上げた”Mr.Radio”ですが、それは渡英しロデリック・ファルコナーと改名したUA盤(グラム~モダンポップのようになっていてそれはびっくりしたものです)に収録。

バックに参加しているのは若き日のビッグ・ネームたちで、ライ・クーダージェシエド・デイヴィスといったスライドの名手に(でもスライドをここで弾いてるのはジョエル・テップ(g,harp,steel)なんですが)、アンドリュー・ゴールド(g,acc,cl)、ケニー・エドワーズ(b)のブリンドル組、ビル・ペイン(kb)、ゲイリー・マラバー(ds)、セクションのラス・カンケル(ds)とリー・スクラー(b)、スティーヴ・ヴァン・ゲルダー(g〜シティ・カウボーイズ、ビル・シムジクのTumbleweedからLPを出している)ジョニ・ミッチェル(vo)、ボニー・ブラムレット(vo)etc。prodはチャック・プロトキンで、元ブリンドルのウェンディ・ウォルドマンを手掛けてた人、ということからカリフォルニア・フォーキー・ロックのスワンプ版か。

原盤 Asylum:SD5062  73年リリース