心ゆくまま

WC108★★★TAKIN' MY TIME−Bonnie Raitt ('73)

Takin My Time

Takin My Time

東部出身のボニー・レイットをここに入れるのも問題ありますが、活動の場所をLAに移し音的にもそういうニュアンスがあるんで、あえて。女性ブルーズ・シンガー&ギタリストとして紹介され、ウッドストック録音の2枚目「Give It Up」で日本デビューとなったレイットの3枚目「Takin' My Time」は、オーリアンズのジョン・ホールがprodしLA録音。リトル・フィートのポール・バレル(g)、ビル・ペイン(kb)、ローウェル・ジョージ(g)、サム・クレイトン(perc)、タジ・マハール(harp)、アール・パーマー(ds)、フリーボ(b)そしてホール(g)らが参加。まだまだ古いブルーズ中心の選曲で、それにまじって同時代のsswとしてジャクソン・ブラウン、エリック、ランディ・ニューマン、ジョエル・ゾス、クリス・スミサーの名前があります。実際エリック・カズの曲の素晴らしさを知ったのはこのアルバムの"Cry Like A Rainstorm"でしたからね。ブルーズ系ではフレッド・マクドウェルの”Kokomo”そしてモーズ・アリソンの”Everybody's Crying Mercy"がいい。日本盤はずっと遅れて77年に来日記念盤としてリリース。
原盤 Warner Brothers:BS2729 73年10月リリース