セヴン

WC118★★★SEVEN−Poco ('74)

Seven

Seven

リッチー・フューレイが辞めて4人体制となったこの時期のポコは、ファンの間ではFab 4 Eraと呼ばれています。知名度が突出したスター・プレイヤーが抜けたことによって、逆に結束が高まり思わぬ力を発揮することはよくあることですけど、この時期のポコもそうです(別にメンバー仲が悪かったとかそういうことではないです)。ポール・コットン(g,vo)とティモシー・シュミット(b,vo)がリードvoを取りジョージ・グランサム(ds,vo)、ラスティ・ヤング(steel,g,vo)が裏に回る(まだこの時点ではラスティは曲は書いてもリードvoは取っていません)と言う布陣。
エッジの効いたハードな曲が多いのもこのアルバムの特色で、”Skatin’”や”Drivin' Wheel"、”Angel”はハードロックな色合いも濃い(もちろんハードロックではないですが)ナンバーでライヴでは、盛り上がりそうです(ラスティの歪ませたgが炸裂しそうです)。いつもはメロディアスな曲を書くティモシーは今回そういうタッチの曲は、”Krikkit's Song”くらいしか見つからなく(コットンの"Faith In The Families"はありますが)その辺が少し不満かな。ブルーグラスな”Rocky Moutain Breakdown”ではジム・メッシーナ(mand)、アル・ガース(fdl)が参加しています。
prodはジャック・リチャードソン。

原盤 Epic:KE32895 74年4月リリース