ドナルド・フェイゲン(kb,vo)、ウォルター・ベッカー(b,vo)、ジム・ホッダー(ds)、ジェフ・バクスター(g)というオリジナルメンバーで臨みながら、チャック・レイニー(b)、ジェフ・ポーカロ(ds)、ヴィクター・フェルドマン(perc)、ウィルトン・フェルダー(b)、ディーン・パークス(g)ら外部のミュージシャンを積極的に起用したスティーリー・ダンの3枚目。アルバム作りの方法が他のバンドと明らかに違い、そういう意味では特異的なバンドの運営方法が明らかになった1枚。LAで録音されながら東海岸の香りをふりまき、僕は初めて聞いた時とても「さわやか」には感じなかった記憶があります。ジャズからのさりげない引用が多く、その辺でも個人的にはなじみにくい。ひっかくようなバクスターのgが耳に残る”Night By Night”とヒット曲”Rikki Don't Lose That Number”がいい。
