14011■■ゴジラ('54日本)

ゴジラ [DVD]

ゴジラ [DVD]

監督:本多猪四郎
主演:宝田明河内桃子志村喬、平田明彦、堺左千夫

オールナイト上映が一番似合うのは、やはり東宝特撮ものだろう。僕が大学生の頃何回目かのゴジラ再評価があって、それが85年版「ゴジラ」へとつながっていった。この初代ゴジラをはじめて見たのも、そんなオールナイト上映だった。その頃は派手さがない事、一作目のつき物の説明的な内容が、古くさく感じたけど、久しぶりにじっくり見るとよく出来ていると感心する。以後のすべての怪獣映画に影響を与えたシーンの多いこと。終戦から9年とは言っても、戦争の影が人々の生活に重い影を残している(「また疎開か」、とか、「(天国の)お父ちゃまのところへ行くのよ」と言って台詞、更に芹沢博士の眼帯は戦争で受けた傷だろう)。芹沢(平田)と緒方(宝田)と恵美子(河内〜この後しばらくして映画を退き舞台方面で活躍するも「VSデストロイア」で奇跡のゴジラ映画復帰を果たす)のロマンス的なもの、モンスターを島の守り神として設定など、古式ゆかしい約束事にのっとった脚本もいい。原作というかキャラクター設定は香山滋

日本映画専門チャンネル」にて5の付く日にはゴジラ映画を、という企画が始まりましたんで、今日は久々に第1作を。オールナイト上映が一番似合うのは、やはり東宝特撮ものでしょう。僕が大学生の頃何回目かのゴジラ再評価があって、その流れと熱気がが85年版「ゴジラ」製作へとつながっていきました。この初代ゴジラをはじめて見たのも、そんなオールナイト上映でした。その頃は派手さがない事、一作目の付き物の説明的な内容が、古くさく感じたけど、久しぶりにじっくり見るとよく出来ていると感心します。なんといってもパイオニアですから。以後のすべての怪獣映画に影響を与えたシーンの多いこと。終戦から9年後の当時の生活に戦争の影が未だ重い影を残していることがわかります(「また疎開か」、とか、「(天国の)お父ちゃまのところへ行くのよ」と言う台詞、更に芹沢博士の眼帯は戦争で受けた傷)。平田、河内、宝田のロマンス的なもの、モンスターを島の守り神として設定など、古式ゆかしい約束事にのっとった脚本もいい。原作というかキャラクター設定は香山滋が担当してます。今回気付いたのは生き残った漁船の漁師が山本廉だったこと。この人やたらこういう役が多いです(有名なのは「ウルトラマン」のギャンゴを操る男とか)。

あまりにも有名な河内桃子のビックリ顔(まさか40年後又出てくるとは思わなかった)