【河馬】35・Stormy
サンタナがカヴァーした曲はいくつか思い出しますが、サンタナをカヴァーしたものはなかなか思いつきません。ラテンの名曲は別にして、ロック関連では、元々の曲のアレンジを替えてラテン・ロック化するというのがサンタナ風のやりかたで、古くは"Black Magic Woman"(フリートウッド・マック)しかり、"She's Not There"(ゾンビーズ)しかり。70's後半からはトラフィック、ラス・バラード、J・J・ケイルなどを取り上げてます。今日紹介するのは、クラシックス・フォーの"Stormy"。いわゆるソフト・ロックの範疇に入るグループですが、後にアトランタ・リズム・セクションのメンバーも参加。サンタナのヴァージョンは「Inner Secrets」('78)に収録。カルロス・サンタナ個人が本当にやりたい音楽はソロで、バンドのメンバーの生活を考慮した少し妥協したロックはサンタナ・バンドで、という割り切りがこの当時はありました。prodはランバート&ポッター。イントロのgとカウベルの絡みがカッコイイ。