【河馬】41・Theme For An Imaginary Western
これは実はクラシック・ロック裏名曲です。"想像されたウエスタンのテーマ"という直訳邦題が懐かしい。オリジナルはクリーム解散後リリースされたジャック・ブルースの初ソロ「Songs For A Taylor」('69)です。ピート・ブラウンとジャック・ブルースの共作。ジャズ・ロック系の人たちのバッキングによるクールな演奏でした。70年にはクリームとかかわりがあったフェリックス・パパラルディのマウンテンが「Climbing」でカヴァー。これが一番知られてるかなあ。ドラマティックです。同じ頃コロシアムもカヴァー。クリス・ファーロウーが歌いあげるこのバンドの持ち味とは少しずれた所にあるアレンジです。「Daughter Of Time」から。そしてプログレ界からはグリーンスレイドが「Spyglass Guest」('74)でカヴァー。2台のkbでgなしという典型的なシンフォニック・スタイルですが、僕は高い演奏能力よりもデイヴ・ローソンの歌心に痺れるクチなんです。
https://www.youtube.com/watch?v=capEN7MzQE8