今年読んだものPart2

・ペテロの葬列:宮部みゆき

ペテロの葬列

ペテロの葬列

杉村三郎ものの第3作。意外な展開にびっくり。今年の1冊を挙げればやっぱりこれか。
・何者:朝井リョウ
何者

何者

直木賞受賞作。若いゆえの発想の柔らかさとそこはかとない悪意が魅力です。
・昭和40年代ファン手帳:泉麻人
久々の泉麻人ですけど、安定の持ちネタなり。
・アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚:クラーク・A・スミス
創元推理文庫の労作。このアヴェロワーニュものが一番しっくりくる。
きょうのできごと十年後:柴崎友香
きょうのできごと、十年後

きょうのできごと、十年後

芥川賞受賞という事で、この愛すべき群像劇の続編を。田中麗奈伊藤歩の声が脳内再生されます。

再読では「髪結伊佐次シリーズ」(宇江佐真理)、「新宿鮫シリーズ」(大沢在昌)、「武士道シリーズ」(誉田哲也)「マエ持ち女二人組シリーズ」(乃南アサ)、「塚本多聞シリーズ」(恩田陸)なんかを一気読みでした。