ジョニー・ウィンター・アンド

3/365■Johnny Winter And ('70)
ブルーズだけではなくロックの方向に進んだジョニー・ウィンターが組んだジョニー・ウィンター・アンドは、マッコイズとの合体で、リック・デリンジャー(g,vo)、ランディ・ジョー・ホブス(b)、ランディ・ゼーリンガー(ds)がバック。ロック方面へのアプローチは、マネージャーのスティーヴ・ポールのアイディアらしいけど、知名度アップと同時にジョニーの心にもずいぶん負担となっていたようです。結局ヘロイン耽溺の理由の一つが、好きなブルーズだけではやっていけないという部分だったようで、その後治療を要する中毒になってしまうのですが。モノクロのジャケがカッコイイ、JWAの唯一作でちゃんと聞くのは初めて。トラフィックのカヴァーの"No Time To Live"も新鮮。デリンジャーの十八番となる"Rock And Roll Hoochie Koo"はここで初登場。スライド聞かせる"Look Up"もカッコイイ。この後dsがボビー・キャルドウェルに代わってライヴ盤をリリース。