【オムニバスの素晴らしき世界】 Liverpool 1963-1968 Vol.1

('86,See For Miles)

僕の場合ブリティッシュ・ビートへに道を開いたのはこのオムニバスでした。まだレココレがなかった(あってもこういう路線ではなかった)頃、本家マガジン誌が「ジャンル別最近の再発もの」というような特集を組んでくれたことがありましてそこで紹介されてたのが本作。モップでマッシュルームカットを表現したデザインがイキです。おさめられているのは有名無名のビートルズのライヴァルたち。どれも熱い演奏が聴き物です。ベリル・マースデンの”Break-A-Way”は、少し前にトレイシー・ウルマンがヒットさせたアーマ・トーマス曲(作者はジャッキー・デシャノン)なんでこれまたガール方面へ導いてくれる道しるべにもなりました。Columbia、ParlophoneなどEMI音源を中心にセレクト。