フールズ・ゴールド

イーグルスのフォロワーとして一番に名前が上がりそうな、フールズ・ゴールドを僕が初めて聞いたのは既にバンドがなくなってた79年頃だと思いますが、ポップス過ぎる!と言うのが第一印象。まだ当時はイーグルスが唯一無比な存在だったんでちょっと受け入れられなかったんでしょうね(でもその後更にポップス寄りなシルヴァーを聞いてまた考えは変わるのですが)。元々はダン・フォゲルバーグのツアー・バンドをやってた連中で、76年Aristaからのデビュー作は、グリン・ジョンズのロンドン録音が半分、残り半分は、グレン・フライジョー・ウォルシュ、更にウォルシュの「So What」」を手掛けたジョン・ストロナックと言う複数のprodが入り乱れてますが統一感はあります。イーグルス以上にコーラスワークを前面に出した構成はクイーンやビーチボーイズに通じる部分もありました。トム・ケリー(80'sにライターとしてブレイク(一番有名なのはマドンナの"Like A Virgin"でしょうか)とデニー・ヘンソンという強力なソングライターを配しながらこのデュオとなったセカンドではあっさりとAOR路線に方向転換しそのままフェードアウトしてるのは時代柄所がないんでしょうがもったいないなあと思いました。
https://www.youtube.com/watch?v=kXzufqkdPQ0