ジェフリー・コマナー

元々は映画「ファントム・オブ・パラダイス」に出演とか、ハリウッド界隈での仕事が多かったsswのジェフリー・コマナー(デビューはA&Mから)が76年にリリースした3枚目「A Rumor In His Own Time」(Columbia)は、ジョン・ボイランがprodし、イーグルスからフェルダー、ウォルシュ、ヘンリー更にシュミットやサウザー、フールズ・ゴールドのトム・ケリーも参加した相当レイドバックした76年のLAの音で、僕なんかが思い浮かべる西海岸の典型なんです。このあと童話作家になるためミュージシャンを辞めてしまったコマナーの最後の作品として忘れられません。かつて「ロッキンf」のイーグルスの特集(ディスコグラフィーなど)で、存在を知って欲しくて欲しくて、実際に聞いたのは渋谷のマザーズでボロいLPを買った時なんで80's半ばかなあ。「ファントム」に出た時のバンドがそのままここでもバックをつとめ、そこにゲスト陣がソロイストとして参加という形。ウォルシュが泣けるgを弾く"Wishing For Saturday Night"など、イーグリーな魅力満載です。相当ポップですが。昔はつべにもなかったけど、ヘンリーがvoで加わった"Richmond"が見つかりました。一般的にはイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーに書いた"Never Have To Say Goodbye Again"の作者なんでしょうが。
https://www.youtube.com/watch?v=MJvxqELfQyY