怪談の悦び

怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))

怪談の悦び (創元推理文庫 (555-01))

怪奇&幻想系の短編で気に入りのものをチョイス。

001:ダンカスターの17番ホール:H・R・ウェイクフィールド (17th Hole At Duncaster)
002:魔性の夫(つま):エリザベス・ボウエン(The Demon Lover)
003:棺桶屋:リチャード・ミドルトン(The Coffin Merchant)
004:「彼等」:ラドヤード・キップリング(They)

'92創元推理文庫 南條竹則編訳13編の怪談集。基本線は古式ゆかしい英国怪談で文学的すぎる。今回買い直しだったのかも定かではない。004は巷でも評価の高い「幽霊もの」怖くはないが格調高い。002は知らざれる名品。003のミドルトンはひょうひょうとした味わいあり。ここには入れなかったけど「羊飼いの息子」もまあまあ。