怪奇小説傑作集１

怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)

006：幽霊屋敷：ブルワー・リットン　(The Haunters And The Haunted）
007：ポインター氏の日録：M・R・ジェイムズ　（The Diary Of Mr.Poynter）
008：猿の手：W・W・ジェイコブズ　（The Monkey's Paw）
009：パンの大神：アーサー・マッケン　（The Great God Pan）
010：秘書奇譚：アルジャノン・ブラックウッド　（Strange Adventure Of Private Secretary）
011：いも虫：E・F・ベンソン　（Caterpillars)
012：炎天：W・F・ハーヴェイ　（August Heat）
013：緑茶：J・S・レファニュ　（Green Tea)

平井呈一訳編のこのシリーズ('69)はやはり名作そろい。ヘンリー・ジェイムズ以外どれも再読に耐える。006は後半のオカルト学の問答は不要。007はジェイムズ作品でもちょっとわかりにくか？　009はやはりマッケンの最高傑作か？　010はなんでブラックウッドでこれを入れたのか疑問の人狼もの。011は久々に読んだけど描写が気持ち悪い。012は後の｢奇妙な味」に通じるもの。