【リンダが歌う60曲】5・Willin'

Asylumと契約しながら、前所属レーベルとの契約枚数に絡む問題でCapitolから出た(日本盤は東芝EMIから出て、レーベルがAsylumと言う変則的なものでした)「Heart Like A Wheel」('75)に入ったローウェル・ジョージ曲。やばいブツを運ぶドラッグソングですが、スタジオ・ヴァージョンは、NGDBのジミー・ファッデンのharpをフィーチャーし(ライヴではなんでも屋ケニー・エドワーズが吹きました)、ボブ・ウォーフォードのストリングス・ベンダーのg、ダン・ダグモアのsteelと濃厚なLAカントリーロック臭を発しています。が76年、77年と時代がすすむにつれややあっさりとしたアレンジ(ゴールド独立後はドン・グロルニックのpianoに置き換わります)になってゆくのが時代の流れとはいえ残念。後期バーズ(もカヴァーしてます)のクラレンス・ホワイトの流れを組んだウォーフォードのプレイがつべで聞けないのが残念。動画は76年のライヴ。ライティングを含めリンダを美しく見せる工夫が完成。バックバンドはあくまでもバックなので、めったにスポットライトは当たりません。

https://www.youtube.com/watch?v=IJHcD0kHTGk
https://www.youtube.com/watch?v=atVNRGI73FQ