Big City Cat / Steve Forbert

Alive on Arrival
cityつながり。
先日紙ジャケでCD化されたスティーヴ・フォーバートの「Alive On Arrival」はパンク〜ニュー・ウェイヴの時代に登場したきわめてオーソドックスなフォーキーなsswだっただけに、新鮮だった。当時FMでもわりと取り上げられ、ハスキーな声とシンプルなac−g、そしてharmonicaに酔った。まだあどけないかわいらしさがあった事もあって、ロック雑誌の女性編集者にはウケがよかった記憶。
ミシシッピー生まれでNYへやってきて、都会での暮らしに苦労しながら、それでも何とかやってるよ、みたいなBig City Catは、デヴィッド・サンボーンのsaxをフィーチャーした曲でなかなか小気味よい。寝苦しい都会の夏の夜(というと「裏窓」を思い出すのだけど)を思い出す感じ。”Goin'Down To Laurel”はカントリー・ロック的な感じもあるが、スティーヴ・バー(g)らによるシンプルな演奏もフォーバートの歌を引き出すのに成功してる感じ。大ヒットした”Romeo’s Tune”(シュープリームスのフロレーレンス・バラードに捧げられた)の入った「Jackrabbit Slim」はジョン・サイモンのprodで、これに限ってはサイモンとは合わない感じだった。

31■バトル・ロワイヤルⅡ・鎮魂歌('03日本)

バトル・ロワイアル II 鎮魂歌(レクイエム) 通常版 [DVD]
監督:深作欣ニ、深作健太
主演:藤原竜也前田愛忍成修吾酒井彩名前田亜季加藤夏希
社会的にも話題となった、前作に続いて作られた続編。深作監督がクラインクイン後死亡した為、脚本を担当した長男が初演出で引き継いだ。前作が賛否両論ある中、ある種の青春ものになっていたのに対し、今回は生徒生徒の個性が薄く、さらにあっさりと描かれており、戦闘シーンばかりが多い、凡庸な1本となった。
2h15