10026★★200本のたばこ('99米)

200本のたばこ [DVD]

200本のたばこ [DVD]

監督:リサ・ブラモン・ガルシア
主演:マーサ・プリンプトン、ケイト・ハドスン、ポール・ラッドコートニー・ラヴ
何故か81年のNYE(大みそか)の設定の群像劇。後に有名になった人たちが多数出てる事から、「アウトサイダー」(古いね)、「リッジモント・ハイ」みたいな扱いで紹介される事が多い作品。結局はハドスン(ドジ満載)とケイシー・アフレック、ラッドとラヴ(カート・コバーン元夫人)、ジェイ・モアとクリスティーナ・リッチというカップルに落ち着く。個人的にはおいしい時には眠っていたというプリンプトンにシンパシー。他にはギャビー・ホフマン、エルヴィス・コステロ、ニコール・パーカーら。女性陣のファッションが確かに80's的。

 #2ジュディ・メイハン


■Moments / Judy Mayhan(Atco:SD33319-US)
正確には彼女のオフィシャル・サイトでがCD化されていますが、まあいいでしょう。
中西部の出身で60年にヒッチハイクでNYへやってきたというssw、ジュディ・メイハンは62年にHrizonから「Rockin' The Cradle」でデビュー。ヴィレッジ周辺で歌ってたフォーキーなsswだったんでしょう。70年にはAtcoと契約してリリースされたのがこのセカンドです。1曲を除いてアラバマはマッスル・ショールズ録音で、エンジニアも兼ねるマーリン・グリーンとエディ・ヒントンがprod。バックにはおなじみのヒントン(g)、ジミー・ジョンソン(g)、デイヴィッド・フッド(b)、ロジャー・ホーキンス(ds)、バリー・ベケット(kb)、デュアン・オールマン(slide)、メンフィス・ホーンズのアンドリュー・ラヴ(sax)、ウェイン・ジャクソン(tp)が参加しています。
やはり最大の聞き物はオールマンのすすり泣くようなslideの入ったバラードの"Everlovin' Ways"でしょう。愁いを帯びた歌声とマッチしてなかなか素晴らしい。フォーク・ソングをルーツに持っていたようですが、ここでの音楽はむしろフォークは遠く、南部的な音をバックにした歌い上げるvoもの(notシャウト)です。オリジナルとカヴァーは半々で、ラストに収められたディランの"I Shall Be Released"も楽曲に助けられ、まあまあでしょうか。
先に1曲を除いてと書いたのですが、その1曲はハリウッド録音で、Atlantic社長のアーメット・アーディガンのprodの"Dream Goin' By"です。サイケデリックなムードのナンバーですが、アイアン・バタフライのマイク・ピネラがg(ほとんど聞こえませんが)、リトル・フィートローウェル・ジョージがflute、リッチー・ヘイワードがdsという布陣。sitarが大きくフィーチャーされていて東洋色が濃いです。
http://www.judymayhan.com/
現役で活動中のようですが、結構妙齢ですねえ(アラセヴあたりか)。