For Your Love

ポップソングをやるのは嫌だとエリック・クラプトンがヤ−ドバーズを辞めるきっかけとなった"For Your Love"は、66年のヒットで、当時は職業作家だったグラハム・グールドマン(後に10CC)が書いた曲です。ボブ・ウエルチ時代のフリートウッド・マックが「Mystery To Me」('73)で取り上げてますが、今日はエース・ケフォード・スタンドを。ロイ・ウッドがいたザ・ムーヴのエース・ケフォードが脱退後組んだバンドで、ケフォード以外のメンバーはこの後ビッグ・バーサを名乗ってベドラムへとつながってゆく面々。つまりdsは若きコージー・パウエルなのです。

Ain't Gonna Lie

■Ain't Gonna Lie / Keith

キースのこの曲を知ったのはRhino版の「Nuggets」シリーズでした。確かPop Vol.2あたりだったと記憶。まだソフトロックなんて再評価の対象にもなってなかった80's半ばの事。めちゃくちゃドリーミーだと思いました。今聞くと"98.6"の焼き直しみたいにも聞けますが。スパンキー&アワー・ギャングを手掛けたジェリー・ロスがMercuryあたりで出してた一連のソフトロッキンな1曲です。#39。

アンダーズ&ポンシア

ピート・アンダーズとヴィニ・ポンシアのコンビは60年のヴァイデルズからキャリアをスタートさせ、フィル・スペクターに認められ知られるようになりました。その一方イノセンスやトレイドウィンズといった架空のグループでのヒットを出しています。周辺で一番好きなのはボビー・ブルームのこれ。

エリック・アンダーセン

時々すごくこの鼻づまり声が聞きたくなります。エリック・アンダースンの「Blue River」は、僕より少し上の世代のsswファンの先輩方にはマストな1枚だった様で、日本でも結構な枚数がはけた関係で中古屋にごろごろありました。大概が白いジャケが薄汚れてしまってましたが。

やさしげな歌声と木管、ヴァイブ、コーラスのアレンジも素晴らしいナッシュヴィルの奇跡だと思います。

プリフライト

13■Preflyte / Byrds ('69)

プリフライト-完全版-(紙ジャケット仕様)

プリフライト-完全版-(紙ジャケット仕様)

バーズがColumbiaと契約する前のWorld Pacific時代の音源で69年にTogetherからリリースされたもの。シンプルなビートもの、未完成なフォークロック風など、若気の至りな部分が大いにあるが、これはこれでその青さがたまらなくよいのです。