【日曜はssw】ロン・デイヴィーズ

いやもうボウイがらみの話はもういいやと思ってるんですけど、続いてしまうんですよね、こういうとき。ロン・デイヴィーズは、一般的には無名な南部出身のssw。A&Mに残した2枚がまあ知られてます。”It Ain't Easy”は、ボウイが「Ziggy Stardust」で取り上げ(スリー・ドッグ・ナイトも)ましたが、原曲はかなりの辛口のナンバーです。

【オムニバスの素晴らしき世界】 Liverpool 1963-1968 Vol.1

('86,See For Miles)

僕の場合ブリティッシュ・ビートへに道を開いたのはこのオムニバスでした。まだレココレがなかった(あってもこういう路線ではなかった)頃、本家マガジン誌が「ジャンル別最近の再発もの」というような特集を組んでくれたことがありましてそこで紹介されてたのが本作。モップでマッシュルームカットを表現したデザインがイキです。おさめられているのは有名無名のビートルズのライヴァルたち。どれも熱い演奏が聴き物です。ベリル・マースデンの”Break-A-Way”は、少し前にトレイシー・ウルマンがヒットさせたアーマ・トーマス曲(作者はジャッキー・デシャノン)なんでこれまたガール方面へ導いてくれる道しるべにもなりました。Columbia、ParlophoneなどEMI音源を中心にセレクト。

◆Who'll Be The Next In Line / Kinks

キンクスの”Who'll Be The Next In Line”('65)がビルボードのチャートにはいってる(#34)のは、アメリカではこっちがA面だったんですね。B面は"Ev'rybody's Gonna Be Happy"で逆になってます(このヘンな曲(Ev'ry〜)が映画「ハイ・フィディリティ」で流れて来た時はびっくりでした)。